日本酒と珈琲のカクテル?日本酒を注ぐだけで作れる「日本酒カクテルの素 珈琲」をレビュー!
一般的にカクテルと言うと「お酒をベースにして作るミックスドリンク」といった印象でしょうか。
ベースとなるお酒は、ジンやウォッカ、リキュールやテキーラといったものが主流で、なかには焼酎や泡盛を使うものもあります。しかし、今回使うのはそのどれでもありません。
なんと「日本酒」。
日本酒を注ぐだけで珈琲風味のカクテルが作れる、という「日本酒カクテルの素」を見つけたのでレビューしたいと思います。
日本酒カクテルの素 珈琲風味
瓶のなかには珈琲豆、角砂糖、シナモンなどが入っており、そこに市販の日本酒を注いで一晩置くだけでできるという日本酒カクテルの素。
正直、「これ美味しいの?」と思いました。確かに珈琲風味のカクテルはありますが、日本酒と珈琲のミックスは想像がつきません。一体、どんな味になるのでしょうか。
さっそく瓶のなかに日本酒を注いでいきます。使ったお酒は「黄桜 呑」。
「たまたま家にあったから」というだけのチョイスです。それに結局、珈琲風味になってしまうので高い日本酒を使うのはもったいないですしね。
日本酒を注ぐと、色が若干茶色に変わり、瓶底に溜まった角砂糖が徐々に溶けていきます。角砂糖が溶けきり、珈琲の香りがするようになると飲み頃とのこと。
そして、3日置いたものがこちら。
本当は一晩で良かったのですが、忘れてたのと念のために3日置きました。
十分に珈琲っぽい色に変化し、角砂糖も完全に溶けきっています。香りも日本酒より珈琲の香りの方が強くなっています。匂いだけで甘くなっているのが分かります。
飲み方は、ストレート、ロック、温めても良いとのことでしたので、すべて試してみることに。
まずはストレート
予想以上に甘いカクテルに仕上がっていました。珈琲風味のシロップといった感じでしょうか。甘いカクテルが好きな方には堪らない味かもしれません。
飲む前は、日本酒の風味の方が勝ると思っていたんですが、完全に珈琲の方が強いです。意識すれば若干、日本酒の香りがするような気もしますが、「日本酒で作ったカクテル」だと知らなければ気が付かないレベルかもしれません。
お次はロック
加水されるぶんストレートよりすっきりします。シロップのような甘さが和らぐので、「甘すぎるお酒は苦手」という方はロックの方が良いかもしれません。
最後は温めて
温めるとアルコールの匂いが際立つせいか、ストレートやロックよりは日本酒が強調されます。それでも甘めの珈琲カクテルには変わりありませんが、カクテル感は多少抑えられています 。冬に飲むには良いかもしれません。
全体が140mlと量が少なかったので、すべての飲み方を一杯づつ試したら無くなるぐらいの量でした。それでもカクテルで飲む分には丁度良い量だと思います。
ちなみに、このなかで個人的に一番好みの飲み方はロックでした。全体的にかなり甘めなので、ストレートで飲むには少し甘すぎるかなと。その点、ロックだと時間と共にすっきりしていきます。味の変化も楽しめるのでおすすめです。
あと注ぐときに中の珈琲豆やシナモンが一緒に出てきてしまったり、細かい欠片があったりするので、気になる方は珈琲フィルターなどを使って濾すと良いかもしれません。
珈琲風味以外にも「かぼす」、「りんご」、「生姜」の全4種類あるようなので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。