ウィスキーにはどんな飲み方があるの?ー 基本の飲み方 ー
ウィスキーの基本的な飲み方として、よく知られているのが以下の飲み方です。
それ以外にも、レモンピールを絞った「ミスト」、ウィスキーと水を同量で割る「トワイスアップ」、温かくした「ホットウィスキー」といったものもありますが、ここでは最もポピュラーな4つの飲み方について書いていこうと思います。
ストレート
ウィスキーに手を加えることなく、文字通りそのまま飲むという飲み方です。ウィスキーの味を変化させることなく、ウィスキー本来の味を楽しむことができます。
手順
- グラスにウィスキーを適量(1/3~1/2程度)を注ぐ
ストレートで飲む場合には、 ウィスキーの香りを楽しむのも醍醐味です。特に、きちんとテイスティングしたいという場合には、香りを逃しにくいワイングラスのような上部がすぼまったタイプのグラスを使うのが良いとされています。もしくは専用のテイスティンググラスなどを利用されると良いでしょう。
グラスにウィスキーを少量注ぎ、グラスを軽くまわして立ち上る香りを楽しんだ後、少しづつ口に含んで味を確認します。飲み比べを行う際には、適時ミネラルウォーターで口のなかをリセットさせると違いが分かりやすくなります。
ロック
正確には「オン・ザ・ロック」という飲み方です。お店などで注文する際に飲み方を聞かれた時、「ロック」と答えると大体このように出てくるのではないでしょうか。
手順
- グラスに大きめの氷を入れる(あるいは氷をたっぷり)
- ウィスキーを適量(1/2~1/3)注ぎ、マドラーなどで軽く混ぜる
氷が入っているので冷えた状態で飲めます。また、氷が解けていくことによって次第に味が変化していく様子を楽しむことができます。
水割り
ウィスキーと言えば、「割って飲むもの」という認識をもっている方も多いのではないでしょうか。その最も基本と言えるのが、「水割り」です。
文字通り、ウィスキーを水で割って飲むだけなのですが、その割合によって味も大きく変化します。
手順
- グラスにたっぷりと氷を入れる
- ウィスキーを注ぎ、マドラーで1~2回混ぜる
- 水(天然水などが望ましい)を加え、マドラーで軽く混ぜる
よく言われるのが、ウィスキー:1に対して、水:2~2.5の割合が良いとされています。ただ、当然ながら好みがあると思いますので、自分に合った割合で楽しむのが良いでしょう。
ハイボール(ソーダ割り)
ウィスキーをソーダで割ったものです。炭酸のすっきりとした爽快感が入り、ウィスキーが飲みやすくなるので、様々な料理に合う飲み方だと言われています。
手順
- グラスに氷をたっぷり入れる。
- ウィスキーを注ぎ、マドラーで1~2回混ぜる。
- ソーダをゆっくり注ぎ、マドラーで軽く混ぜる(炭酸が抜けないよう気をつける)
以上がウィスキーの最もポピュラーな飲み方になります。
もちろん他にも飲み方はたくさんあります。例えば、ソーダの代わりにレモンソーダ、コカコーラ、ジンジャーエールなどを入れたり、リキュールやワインを加えたカクテルなど飲み方は数多あります。
ですが、とりあえず「基本の飲み方」だけでも覚えておけば、お店などで注文する際に戸惑うことが無くなるかと思います。
また、飲み方・作り方にしても「これが正解」というものは無いと言われています。というのも飲み方一つとっても、本やサイト、お店などによって割合・配合などが細かく違っていたりします。
ですので、あまり型に嵌ることなく自分の好みにあった飲み方を見つけて、ウィスキーを楽しんでみるのが良いのではないでしょうか。